建国記念「の」日
今日は2月11日、「建国記念の日」です。戦前は「紀元節」と言われ、今でも「建国記念日」と言う人もいますが、「の」が入ることに重要な意味があります。
この日は、「初代天皇・神武天皇が即位した日を新暦に直すと2月11日になる」ということらしいです。しかし、神武天皇が即位したのは紀元前660年となり、歴史的には縄文時代で、統一的な国家もなく、神武天皇自身が実在しません。この日は明治期に「神国日本」を権威づけるために「紀元節」と定められ、戦後一度は廃止されました。
「建国記念の日」についてどう考える?▼
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-02-10/20100210faq12_01_0.html
今年は「昭和100年」と、戦前の歴史との一体性を強調する言論も一部にはあり、大日本帝国をどう見るかと合わせ、どのような主張がなされるか注意深く見てみたいと思います。