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ニュース

はばたき通信第55号を発行しました

 2024年第3回定例会の中身を報告する「はばたき通信」第55号を発行しました。

 一般質問の中身や2023年度決算のポイント、中野サンプラザ再開発の今後について、2025年度予算編成にあたって区長に要望書を提出したことなどを紹介しています。今回は発行部数が少なめです。郵送をご希望される方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

 

はばたき通信第55号PDF

 

 

 

質疑に立つ羽鳥区議(9/11)

1.第3回定例会 区民に向き合う区政を求めて

 

 9,10月に行われた第3回定例会で本会議一般質問に立ちました。駐輪場の設置や公園内のカラーコーンの撤去、住宅耐震改修助成の拡充、地域の史跡の保全、鷺の杜小学校通学路の安全対策などについて質疑を行いました。質疑の中身の一部を紹介します。

 

質問全文はこちら

質問動画はこちら

 

公園利用者を排除するかのようなカラーコーン

(1)四季の森公園の改善について

 

Q.中野四季の都市で駐輪禁止のアナウンスを流すカラーコーンは撤去すべきではないか

A.中野西自転車駐車場の屋外東区画の閉鎖により放置自転車が見受けられる。対策を検討しており、対策に合わせて囲いの縮小・撤去を進めていく。

Q.中野四季の森公園の北側歩道に民間活力も含め、駐輪スペースやラック式駐輪場を設置してはどうか。

A.道路上への自転車駐車場の設置は例外的なものである。自転車駐車場の台数は可能な限り確保してきており、現在のところ設置の予定はない。

Q.セントラルパークイーストの公開空地にある樹木の周りへのベンチの設置に向けた競技を行なってはどうか。

A.管理者である東京建物株式会社と意見交換していく。

 

 

踏切前で列を作る毎日の登校

(2)鷺宮地域の交通課題について

Q.鷺の杜小学校通学のための西武新宿線をまたぐ立体横断施設について、現在の検討状況はどうなっているか。

A.庁内の関係部署と連携を図りつつ、基本条件の整理や具体的な設置場所、施工方法等を検討している。

Q.若宮・大和町地域のバス実証運行では乗り残しが発生している。増便を関東バスと協議してはどうか。

A.バスの乗務員不足が問題であり、増便の協議は困難と考えるが、アンケートや運行実績の結果を分析し、適切なダイヤを検討する。

 

 

庁舎1階食堂で再利用可能な箸・スプーン・フォークが置かれるようになりました

(3)環境に配慮した食器の使用を

Q.庁舎1階の食堂では、割り箸やプラスチック製のスプーン・フォークしかない。再利用可能なものも選べるようにすべきではないか

A.再利用可能な箸やカトラリーも利用者が選択できるよう、事業者に要望していく。

 

 

 

 

2.2023年度決算認定 区民の暮らしに物価高騰の影響が

 

 第3回定例会では2023年度決算の審査を行いました。日本共産党区議団は決算について賛成しました。ポイントをご紹介します。

 

決算への賛成討論全文はこちら

 

(1)ポイント① 区の財政状況は健全

 

基金残高の推移(2019年~2023年度)

 2023年度の実質収支は約35億円の黒字。税収の伸びが影響しています。年度末の基金残高は過去最高の799億円に。

 

 

 

(2)ポイント② 物価高騰の影響で生活の苦しさが増している

 

生活援護課で対応した相談件数

 生活援護課が窓口となった生活相談件数は増加傾向。区長も「苦しい生活を送っている方も数多くいる」と認識を示しています。しかし、中野区の支援策は一般財源の支出がわずか2億4千万円余と不十分です。国や都の動きを待つのではなく、中野区の独自策を行うべきです。

 

 

(3)ポイント③ 「子育て先進区」に向けた取り組みはさまざま前進

 

 酒井区長が進めてきた「子育て先進区」に向けた取り組みに基づいて、党区議団も求めてきた様々な新たな施策が実施されました。スクールソーシャルワーカーの体制強化、全小中学校における夏季休業期間の学校図書室の開放、小学校の学級担任業務を補佐する職員の配置、子ども食堂支援の拡充学習支援事業の対象学年の拡大、高校生等の医療費助成の実施などが実現。

 

 

(4)ポイント④ 国保料は値上げを抑える努力はありつつも、過去最高の値上げ

各自治体が行っている国保料を抑える努力を国が敵視している中、中野区では前年度よりも多くの一般財源を投入して値上げを抑える努力を行いました。しかし、それでも国保料は1万1千円以上の値上げとなりました。各自治体の努力では限度があります。国が「高すぎる国保料」解決のために、対策を行うべきです。

 

 

 

現在の中野サンプラザの様子

3.中野サンプラザの今後は・・・

 工事費が約900億円上振れする見込みのため、事業の全面的な見直しとなった中野サンプラザ跡の再開発。今後はどうなるのでしょうか。

 

 

(1)物価上昇が原因

施行予定者である野村不動産は、7月に工事費1932億円(総事業費2639億円)で東京都に対して認可申請を行いましたが、9月に工事費を精査したところ約900億円の工事費上昇が見込まれることが分かりました。原因はかつてない物価上昇や工賃の上昇でした。10月には認可申請を取り下げる事態になっています。

 

 

(2)中野区への影響は

 今回、再開発事業の停滞は民間事業なので、上昇した工事費を中野区が賄わなければいけないといった性質のものではありません。しかし事業計画がとん挫したことによって、中野区は旧庁舎と中野サンプラザの従前資産評価に基づく、約400億円の転出補償金が年度内に受け取れないことになりました。新庁舎の建設費の一部はここから賄う計画であるため、代替財源を探す必要に追われています。

 

 

(3)今後はどうなる

 野村不動産は年度内に新たな事業計画を出すとしています。事業計画の中身が大幅に変わる可能性も高く、そうした場合、事業者の見直しや区民の意見を改めて聞く必要もあるのではないでしょうか。

 

 

 

4.移動スーパーの社会実験を見学

大和町で週1回(毎週金曜日、2月まで)の軽トラックによる移動スーパーの社会実験が行われています。高齢化に伴い、買い物に困難を感じていらっしゃる方も増えています。持続的な取り組みとしての課題を考えたいと思います。

民間スーパーが運営している

1つの商品につき、一定の金額を上乗せし、経費とする

10/21区長に要望書を提出

5.一人一人の声を区政へ 予算要望書を提出

 

 この間、区内の様々な団体と懇談させていただき、区政に対する要望をお聞きしました。また、区民アンケートにもたくさんの方からお声を寄せていただきました。そうした要望を「2025年度予算編成に対する要望書」としてまとめ、区長に届けました。今後も皆さんの声を区政に生かしていくため力を尽くしていきます。

 

 

 

 

 

お寄せいただいたアンケート

6.区民アンケートへのご協力ありがとうございました

 

 区内全戸に配布した区民アンケートは約1400人の方からご協力いただきました。早速、議会質問などに活用させていただいています。集計結果などは今後、報告していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

7.第3回定例会日誌

・9月10日/本会議 武田区議が質問。訪問介護報酬引き下げに対し、事業者の実態把握と支援策の実施を求める。

・9月11日/本会議 羽鳥区議が質問。内容については1面参照。

・9月19日/決算特別委員会 浦野区議が質問。まちなかでのベンチ設置を求め、「全庁的に横断的な取り組みを進める」と答弁。

・9月20日/決算特別委員会 いさ区議が質問。区内の小規模公園について整備計画を作り、計画的に整備することを求める。

・9月25日/決特子ども文教分科会 2023年度の認可保育園の定員空きは前年度よりさらに拡大。減収補填の実施を求める。

・10月7日/子ども文教委員会 鷺宮児童館の改修および委託化について、予定より1年遅れ、2026年度になることが報告される。

・10月11日/駅周・沿線特 中井駅~野方駅間の地下化後の鉄道上部空間の利用に関するアンケート調査について広く区民に周知することを求める。

・10月21日/本会議 党区議団が提出した「生活保護費の引き上げと夏季加算の実施を求める意見書」が可決される。

 

 

 

schwinn『はなものがたり』

8.日々雑感 schwinn『はなものがたり』 「呪いの言葉」からの解放

 この物語の主人公は、家族からの「年甲斐もなく」「みっともない」といった言葉に傷つき、自分の思いを押さえつけられてきました。そうした「呪いの言葉」を振りほどき、様々な新たなことに挑戦し、自分の人生を本気で生きるようになる姿がとてもかっこよく、励まされます。

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