はばたき通信第58号を発行しました
2025年第1回定例会の中身を報告する「はばたき通信」第58号を発行しました。
第2回定例会で取り上げた区民の暮らしの不安に応える質問の中身をご紹介するとともに、中野サンプラザ跡再開発の続報、防犯機器の購入・設置費用補助が始まること、日本共産党が提案した意見書の賛否などを報告しています。郵送をご希望される方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

1面
1.区民の暮らしの不安に応えて
深刻な物価高騰に対する対策など、政治の課題は山積みです。区民の方からお寄せいただいた様々な声に基づいて、区政を質しました。引き続き、区政前進のために力を尽くします。
【物価高騰対策】
Q.物価高騰の影響は中間層世帯にも影響が及んでいる。区としても対策を行うべきでは。
A.国や都の動向や社会経済状況を見極め、必要な対策を講じる。
Q.子育て支援として、修学旅行費や教材費の無償化、入学準備金の支給などが必要では。
A.子育て先進区にふさわしい教育費の補助のあり方について現在検討している。

消費税減税の財源はココに
他区では、子育て世帯への支援金や家賃助成など独自の施策が行われています。中野区でも実施すべきです。
また、国が消費税減税に足を踏み出すべきです。大企業や年収1億円以上の富裕層への行き過ぎた減税を改めれば、財源も十分確保できます。
【子育て支援】
Q.小学校で朝の子どもの居場所づくりについて早急に取り組むべきでは。
A.現在、事業実施に向け、保護者や学校近隣住民にアンケートを行い、実施に向けた体制等を調整している。
【介護事業者に対する支援】
Q.介護事業者の経営は苦しい。倒産を防ぐための給付金を検討すべきでは。
A.経営安定のための給付金は考えていない。
【マイナ保険証について】
Q.マイナ保険証の有効期限切れによる混乱が心配される。マイナ保険証を持っている人も含めて、国民健康保険加入者全員に資格確認書を送付すべきでは。
A.マイナ保険証を持っていない方にのみ送るべきと考えている。
【PFASについて】
Q.区内の井戸や学校、避難所等の水質について独自にPFAS検査を行い、結果を公表すべきでは。
A.中野区の防災用井戸は飲用には適さないものであるため、水質検査はしていない。水道水は東京都水道局が検査を行い、結果を公表している。

討論を行う羽鳥区議
2.中野サンプラザの再開発見直しは区民参加で
中野区が野村不動産を代表とする中野サンプラザ地区再開発の施行グループとの基本協定を解除するための議案が可決されました。それを受け、中野区は7月に覚書を交わし、協定を解除します。協定の解除後は、新しいまちづくりが必要です。時代に合ったまちづくりとなるよう区民とともに作り上げていく取組みが必要です。党区議団を代表して賛成討論を行いました。討論にはそうした思いを込めました。
討論全文はこちら
3.防犯機器の購入・設置費用補助
防犯機器等を新品購入し、設置が完了した方へその購入費用及び設置費用の一部を補助する事業が始まります。
補助対象:防犯機器補助対象品目を7/1~1/31までに新品購入し、設置を完了している方
補助額:購入及び設置費用の総額の4分の3(上限3万円)
申請受付:7月上旬
詳しくは区ホームページへ
4.日本共産党が提案した意見書の賛否
意見書は可決されると政府などの関係機関に送られる「議会の意思」になります。法的効力はありませんが、全国津々浦々で声が上がることが政治を動かす力になります。
5.第2回定例会日誌
この定例会から、私は総務委員会と中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会に所属が変わりました。
・6月4日/本会議 広川区議が質問。エアコン購入費助成について質問。他区状況も参考にしながら検討中と答弁。
・6月5日/本会議 いさ区議が質問。新規事業者に対して、賃料の支援などの創業支援の実施を求める。
・6月10日/総務委員会 中野区基本計画の改定について審議。「気候危機」の観点を据えるべきだと指摘。
・6月13日/駅周・沿線特 中野サンプラザ跡再開発について審議。見直し検討についてスケジュールが拙速だと指摘。
・6月19日/本会議 「こども誰でも通園制度」実施のための条例案が出される。党区議団は反対するも、成立する。