はばたき通信第62号を発行しました
2026年第1回定例会の中身を報告する「はばたき通信」第62号を発行しました。
中野区の2026年度予算の3つの前進ポイントの紹介、予算特別委員会での総括質疑の主なやり取り、中野サンプラザ地区の再開発の現在地について、区民意識・実態調査で平和を求める声が高まっていることなどを報告しています。郵送をご希望される方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
1.第1回定例会 区民を支える区政の前進を
中野区の2026年度予算には、私たち日本共産党区議団が長年求めてきたエアコン購入費助成や給付型奨学金の募集開始など、区民の暮らしを支える様々な施策が盛り込まれました。そうした評価及びさらなる改善を求めた予算への賛成討論はこちらのリンクからお読みください。
【暮らしを支える支援について】
・公契約条例に基づく賃金引上げ(中野区発注分について2026年度から最低時給1510円に)
・エアコン購入費助成
・ミドル期シングルや若者(13歳~39歳)の実態調査
・障害者福祉手当や難病患者福祉手当の拡充
【子育て先進区の実現について】
・教材費・修学旅行費の無償化
・給付型奨学金の募集開始
・朝の子どもの居場所づくり
・5歳児健康診査の試行実施
【人権尊重のまちづくりについて】
・公園トイレ等のユニバーサルデザイン改修の推進
・外国人向けのオンライン日本語教室の充実
・小中学校での日本語教室事業の実施

質疑を行う羽鳥区議
2.総括質疑を行いました
予算特別委員会で、2026年度予算案や鷺宮や大和町地域のまちづくりについて総括質疑を行いました。主なやり取りについては中面に掲載しています。全文についてはホームページをご覧ください。
【質問項目】
1.2026年度予算案ついて
(1)区民の暮らしに寄り添った施策について
(2)子育て施策について
(3)外国籍の方との共生について
(4)環境施策について
(5)国民健康保険事業特別会計について
2.大和町地域の防災まちづくりついて
3.鷺宮地域のまちづくりについて
【賃上げへの積極的な支援を】
Q.現在、中野区には中小企業の賃上げを支援する施策はあるか。
A.補助金により、経営基盤が強化され、賃金の引き上げにつながることを期待している。
Q.補助金が賃上げに寄与した事例は把握しているか。
A.区として把握していない。
Q.他自治体で実績のある賃上げへの直接支援を行ってはどうか。
A.伴走型経営支援を通じて賃上げを可能とするための経営基盤の強化を支援する。
豊島区では、1人当たり5万円、1事業者50万円を限度にした賃上げ補助金を実施するなど、中小企業への賃上げの直接補助が広がってきています。実質賃金を引き上げるためにも、中野区も実施を検討すべきです。
【大和町地域の防災まちづくりについて】
Q.中野区が昨年新たに示した防災まちづくりの基本的考え方における「避難道路整備の新たな考え方」とは何か。
A.新たな防火規制による建て替え更新や沿道ブロック塀の撤去により、消防活動を確保する考え。
Q.八幡通りは幅員6メートルで整備するとのことだが、なぜか。
A.大和町地区内の骨格となる優先整備路線との位置づけがあるため。
Q.「避難道路整備の新たな考え方」に基づいて、幅員6メートル未満の整備で防災性向上を図る検討をしてはどうか。
A.主要防災生活道路に位置づけ、6メートル以上に整備する考え。
中野区が昨年発表した「避難道路整備の新たな考え方」は狭い道が多い中野区で防災性向上を図るために考えられた柔軟な方針です。適用できる地区を積極的に検討すべきです。
【西武新宿線(野方‐井荻駅間)の地下化は複線シールドで実施を】
Q.野方1号踏切の除却はどのようにすれば可能との調査結果が出たか。
A.別線の高架橋を施工する案が実現可能と確認した。
Q.線形の変更に伴い、新たに補償範囲が広がるのでは。
A.詳細は把握していない。
Q.用地取得の増加は、工期に影響するのでは。
A.一概には言えない。
Q. 東京都に立ち退きが少ない複線シールド工法での地下化検討を求めるべき。
A.事業範囲やスキームが決まった段階で構造形式の検討を深めると聞いている。
Q.鷺ノ宮駅南口にエレベーターを設置するよう、東京都及び西武鉄道と協議しては。
A.エレベーター設置は困難であると考えている。
立ち退きの数が増えれば、連続立体交差事業の完成は遅れます。立ち退きが少ない複線シールド工法での地下化を検討すべきです。また、鷺ノ宮駅南口のバリアフリー化は緊急の課題です。引き続き、要望を届けていきます。
【中野区に緑を増やす施策を】
Q.23区の多くで実施している壁面緑化への助成の実施を求める。
A.他区の制度や実績、課題について調査・研究をする。
Q.住宅の熱損失を防ぐ遮熱塗装への助成の実施検討を。
A.現時点では考えていない。
Q.区民が緑に親しめるよう街路樹の樹形について考えてもらいたい。
A.街路樹の状況を踏まえ、検討を進める。
3.連載第6回 中野サンプラザ 今後の再整備の方向性について
議会に中野サンプラザを含む地区の再整備事業計画の見直しの方向性についてと、今後のスケジュール見通しについての報告が行われました。共産党区議団としても、住民本位のまちづくりとなるよう、必要な手立てを求めていきます。
【これまでの1年の取り組み】
昨年3月、中野区はこれまで再開発を進めてきた野村不動産との協定を解除、再開発の計画はストップとなりました。党区議団は区長に対して、「①住民参加での再検討、②事業手法や建物の再利用まで含めた比較検討、③そのための情報公開」を求めてきました。
その後、区は何回にもわたる意見交換会やタウンミーティング、インターネットでの意見募集などを行うとともに、民間事業者に対しても聞き取り調査を行ってきました。また、中野サンプラザの大規模改修のための調査費用算定のための調査も行いました。
【今回示された再整備の方向性】
今の建物を解体し、ホールや住宅、オフィスに加え、商業施設や広場などを含む新たな複合施設を2034年度中に完成させることを目指すとしています。ホールについては、ポピュラー音楽を主用途とした3000人から5000人の規模を想定するとしました。
また快適性とうるおいを創出するみどり・広場空間を創出するとされました。環境の観点から建築時のCO2排出を抑える考えを取り入れるよう求めました。
今回、見直しの方向性が示され、具体的な内容について1年かけて区民や専門家、民間事業者からの意見を聴取し、再整備事業計画を策定する予定です。
【大規模改修しての再利用は困難】
大規模改修の調査については、建物が建てられて以降の改修などの履歴が分からず、どこをどう改修すればよいか改修費用の算定自体が困難であることが分かりました。そうしたことから中野サンプラザの建物を大規模改修して利用するということは困難であると考えます。
【中野区が示した想定スケジュール】
・2026年度
7月 再整備事業計画の見直しの検討状況を報告
8月 再整備事業計画改定(素案)
12月 再整備事業計画改定(案)
2月 再整備事業計画改定
・2027年度
4月以降 民間事業者募集
3月 民間事業者募集の選定結果について議会報告、基本協定締結協議
・2028年度
6月 基本協定の締結(議決)
都市計画変更手続き、環境アセスメント手続き
・2029年度
都市計画決定
・2030年度~
施行認可事業着手
解体工事・建築工事
・2034年度
竣工
4.日本共産党が提案した意見書の賛否 (〇=賛成、×=反対)
※立憲・国民民主・生活者ネット・無所属1名で同じ会派を組んでいるため、上記の表記になっています
【非核三原則の堅持を求める意見書】
共産(5人)○
立・国・ネ・無(10人)○
自民(8人)×
公明(7人)○
都ファ(3人)○
維新(1人)×
れいわ(1人)○
無所属(5人)○(4人)×(1人)
結果 可決
【高額療養費自己負担限度額引き上げの撤回を求める意見書】
共産(5人)○
立・国・ネ・無(10人)○
自民(8人)×
公明(7人)○
都ファ(3人)○
維新(1人)×
れいわ(1人)○
無所属(5人)○(3人)×(2人)
結果 可決
5.平和を求める区民の声が増加
中野区が毎年行っている「区民意識・実態調査」の報告で興味深い結果がありました。 設問の一つ「区の施策への要望」について、初めて「平和」が8位に来ました。数年の経過を見ても上昇は顕著。平和を求める世論を感じます。
6.第1回定例会日誌
・2月12日/本会議 浦野区議が質問。家賃補助制度の実施や障害児・者の移動支援の上限時間引き上げを求める。
・2月13日/本会議 いさ区議が質問。歩きやすいまちづくりのために、区有地へのベンチ設置を求める。
・2月20日/予算特別委員会 羽鳥区議が質問。詳しくは2面へ。
・2月24日/予算特別委員会 武田区議が質問。特別養護老人ホームの建替えにあたっての費用面での上乗せ補助や区有地への代替施設設置を求める。
・2月25日/予算特別委員会 広川区議が質問。学校図書館指導員の働き方の改善を求める。
・2月27日/予特総務分科会 防災ベッドの助成要件を緩和し、区民にとって使いやすい制度とするよう求める。
・3月11日/総務委員会 指定管理施設での労働環境改善のために、区が事業者への働きかけを強めるよう求める。
・3月17日/駅周・沿線特 西武新宿線地下化後の上部空間のデザイン整備方針が報告され、「緑を活かした歩きたくなるまち」の姿が示される。
・3月23日/本会議 日本共産党が提出した「非核三原則の堅持を求める意見書」が可決される。(自民・維新は反対)

『半分姉弟』藤見よいこ
7.日々雑感
自分にもないか?「アンコンシャス・バイアス」 『半分姉弟』藤見よいこ
様々な国にルーツを持つ方が、同じ日本という国にたくさん暮らしています。この物語は両親を日本と外国にルーツを持つ方の物語。生まれ育ったはず日本で、“異物”として扱われる描写が出ます。それを見ると、自分にも「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」がないかと見つめる機会にもなりました。










